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HR市場の需給ギャップを解消する、制作のプロフェッショナルが開発した新時代の人材マッチングサービスとは?

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今回インタビューをさせていただいたのは、株式会社ジェー・ピー・シーの代表・山本修司さんです。

広告・web・映像作品などの企画から制作までワンストップで行う広告プロダクションが提供する新たな人材マッチング事業についてお話を伺いました。

会社概要

企業名株式会社ジェー・ピー・シー
代表者名山本 修司
本社所在地京都市下京区富小路通高辻下る恵美須屋町193番地
事業内容Webサイトや動画コンテンツの作成、撮影スタジオ運営、
ネット通販型媒体通販事業など
設立1994年10月3日
従業員数81名(2024年3月時点)
会社HPhttps://www.jpc-ltd.co.jp/

特徴

  • 制作のプロフェッショナルが手がける新たな人材マッチングサービス
  • クリエイターと企業、双方が安心できる環境づくり
  • クリエイティブを極めたコンシェルジュがお約束するハイクオリティサービス
目次

事業内容について

編集部

株式会社ジェー・ピー・シー様の事業内容について教えてください。

山本さん:私たちは広告・web・映像など企画立案から制作まで、ワンストップで対応する広告プロダクションです。自社の撮影スタジオを東京と京都に構え、多様化する顧客ニーズに応えています。

また、Googleやインスタグラム、YouTubeなど各種デジタル媒体の運用・解析も事業の柱の一つです。

会社設立から30年の間で蓄積してきたWeb広告やSEOのノウハウを駆使し、SNSの運用サポートまで行っています。

編集部

広告制作のプロフェッショナルである株式会社ジェー・ピー・シー様が今回このメディアのインタビューを受けてくださったのは何故ですか?

山本さん:私たちが提供しているクリエイターと企業をつなぐ「MART」と「ARMY」という人材マッチング事業について、ぜひ皆様に知っていただきたいからです。

「MART」と「ARMY」について

編集部

人材マッチング事業「MART」、「ARMY」について詳しく教えてください。

山本さん:「MART」と「ARMY」はクリエイターと企業をつなぐ人材マッチングサービスの名称です。

モデル・ナレーター・スタイリスト・ヘアメイク・カメラマン・ライター・イラストレーター・照明・コーディングなど提供するスキルごとにサービスが分かれており、現在は10ジャンルご用意しています。

クリエイターとの契約は当社が行いますので、企業の方々はクリエイター個人と直接契約を結ぶ必要がありません。

面倒な守秘義務契約などの手続きをせずに、スピーディーかつ必要に応じてクリエイターを起用できるというのが最大のメリットであると考えています。

「MART」と「ARMY」との違いは、当社の関わり方の違いです。

たとえば「CODING ARMY」はコーダーの手配をするサービスで、品質や進捗の管理は当社のコンシェルジュが担当します。ご依頼内容に応じて当社のコンシェルジュがコーダーをアサインし、テストアップ・納品までを行っています。

一方「MART」はキャスティングが主なサービスとなっており、当社の業務範囲によってサービスの名称が決定しています。

「MART」のラインナップ(2024年3月時点)

「ARMY」のラインナップ(2024年3月時点)

編集部

特に人気の高いジャンルはどちらになりますか?

山本さん:おかげさまでどのジャンルも企業様から大いに活用していただいています。

企業様側から「こういったジャンルにも挑戦してほしい」というお声をいただくほど、当社のサービスに期待をしていただいているので、今後ジャンルを30種類くらいまでに増やしたいと考えています。

たとえば「MODEL MART」。ネット通販やネットショップといったECが浸透した昨今では、モデルが商品を着用・使用しているシーンが必要不可欠となっています。

今やEC事業を行っている企業様は、大手から小規模な小売店まで幅広くなって数もどんどん増えていますので、「MODEL MART」に登録されている方の稼働も必然的に多くなっています。

小さなカットや短時間の出演のために、わざわざモデル事務所に連絡して契約を交わしてというのはかなり面倒です。時間も人的コストもかかります。

当社サービスではそういった煩わしさはありませんので、スポットでプロの技術を活用することができます。

編集部

ナレーターさんの手配ってかなりニッチだなという印象を受けますが…

山本さん:ナレーターのキャスティングは「ボイスMART」というサービスです。こちらは毎日5~6件注文が入ります。映像のナレーションがメインです。

もちろん、プロモーション映像も多いですが、企業様ではマニュアルやE-ラーニング映像を多数制作されておられ、そちらをプロのナレーションで宅録してほしいという依頼が急増しています。

宅録ですと、数千円/@~ナレーションの吹込みができるため、20本、30本の依頼も多く入ります。

その他、インバウンド需要の高まりと共に、地方自治体、博物館や美術館や観光施設から、英語・中国語・韓国語のナレーション収録のご注文を本当に多く頂戴しています。

ネットで注文し、格安ですぐ納品。この手軽さがウケていると思いますね。

事業を始めた理由

編集部

なぜ「MART」と「ARMY」という事業を始められたのでしょうか?

山本さん:コロナ禍を経て生まれた、HR市場の需要と供給のギャップを埋めるためです。

コロナによって多くの企業でリモートワークが導入されました。リモートワークを可能にしたのが、ズームのようなオンライン会議システム、遠隔でも随時連絡が取れるチャットツール、そしてクラウドシステムです。

この3つがあれば、出社しなくても仕事ができるという認識が世の中に浸透しました。

リモートワークが一般的になり働き方が変わると、今度は会社の人事や労務管理制度が変化するわけです。

多くの会社で「ジョブ単価制度」が導入されました。労働時間や社内での勤務態度・成果といった要素で社員を管理する従来の制度とは違って、「ジョブ単価制度」はこなした仕事の量と質で社員を評価する制度です。

つまり、会社に出社していないので評価をする要素が削られていき、最終的に「評価=仕事の成果」という構図になりました。

このように新たな働き方や評価制度が浸透すると、人々は考え始めるわけです。「これならフリーランスと同じじゃないか。正社員でい続ける必要はあるのか」と。

そういうふうに考えて、正社員を辞めて地方に引っ越し、フリーランスとしてリモートで働くという人が、欧米でも日本でも多数発生したそうです。特に、IT 技術者やシステムエンジニア、プログラマー、デザイナーといった職種ではその傾向が顕著でした。

しかし、コロナが落ち着いてかつてのように出社ができるようになったからといって、一度離れた人材がHR市場に戻ってくることはありませんでした。

これまで「必要なポジションがあれば正社員を雇用する」というスキームで運営をしていた企業には、ピンチともいえる状況となりました。

Webデザイナーを採用したい、コーディングスタッフ、あるいはプログラマーに入社してほしいと考えても、「正社員として働きたい」という人材が大幅に減少しているので、企業は人を採用することができないのです。

採用したいと思っても、ほしい人材はフリーランスとして働くことを望んでいるので、これまで正社員や契約社員として人を採用していた企業の雇用スキームは通用しづらくなりました。

このようにコロナ禍を経て、HR市場の需要と供給のバランスが一気に乱れることになりました。それを解消するために「MART」と「ARMY」という事業をはじめたのです。

企業側のメリット

編集部

「MART」「ARMY」を利用する企業側のメリットはなんでしょうか?

企業の方がフリーランスの方に仕事を依頼するとなった時に、一番の障害となるのが契約の問題です。

皆様ご存じの通り、昨今ではコンプライアンスの問題が日増しに厳しくなっています。

そのため、守秘義務契約を結ばないといけないのですが、大きな企業の担当者がその都度フリーランスの方と契約を結ぶのは、かなり手間のかかる作業です。

当社のサービスをご利用いただければ、当社が間に入りますので、企業の方はフリーランスの方と個別に契約をする必要はありません

契約の手間が省けるだけで、事業のスピード感は格段に向上します。

ご利用いただいている企業様の声

編集部

クリエイティブ業界で長年活躍されてきた株式会社ジェー・ピー・シー様の紹介という点は、企業側の安心に直結しているのではありませんか?

山本さん:ご利用いただいている企業様からは「ジェー・ピー・シーさんが紹介してくれた方なので、安心してお仕事を依頼できます」というお声をいただいています。

これまで他のクラウドソーシングのサービスを利用されていた時は、クリエイティブにあまり詳しくない担当者が人選をすることが多々あったので、失敗してしまうこともあったそうです。

マッチングサービスといっても、現在では全体の7割ほどにコンシェルジュをつけているので、安心してご利用いただけると思います。

フリーランスの方が当社のサービスに登録される際には、必ず審査を行っているので、そもそもきちんとしたスキルを持った人しか登録できないという仕組みになっています。

特に「CODING ARMY」では、コーダーの方が登録されてる際に必ずテストを受けてもらっています。

その結果に応じて、登録者は 5段階の等級に分けられます。

当社のコンシェルジュは、お客様からいただいた仕事内容を精査し、その等級に応じて業務を振り分けます。

この仕組みがあることで、コーダーは自分の実力に合った仕事を得ることができますし、企業側にとっても効率的に仕事をしてもらえるというメリットが生まれ、win-winの関係性を構築できています。

納品前には当社のコンシェルジュがクオリティチェックを実施していますので、案件ごとに品質にバラツキが生まれるという心配もありません。

WEBのコーディング依頼が殺到する「coding Army」。価格と品質管理を両立し、企業から信頼を集める

クリエイター側のメリット

編集部

「MART」と「ARMY」に登録するクリエイター側のメリットはなんでしょうか?

山本さん:フリーランスで活動されているクリエイターさんの多くは、複数のクラウドサービスにすでに登録をされています。

そういったクラウドサービスでは、クリエイターさん自身で値段交渉や作業範囲・業務内容の交渉を行わなければなりませんし、競争相手が多い中で仕事を取るために不本意な条件で働いてしまっているというお話をよく耳にします。

当社のサービスでは価格を事前に決めていますし、当社が間に入ることでクリエイターと企業が直接交渉をする必要がなくなりますので、制作活動に没頭していただけるというわけです。

ご登録いただいているクリエイターの方々からは「守られているような感じがして、安心して仕事ができる」というお声をいただいています。

読者の皆さまへのメッセージ

編集部

読者の皆さまへメッセージをお願いします。

山本さん:コロナ禍を経て社会は大きく変わりましたが、こういった社会情勢の変化はこれからも続いていきますし、その度にHR市場のバランスや働き方、雇用のあり方も変化し続けると私は考えています。

そういった変化に対応し続けるためには、固定概念や固定されたスキームに固執しないことが重要です。

当社のサービスは、フレキシブルさを担保しながらも、品質の面でも必ずご満足いただけるマッチングの仕組みです。

社内で解決しようと色々とお悩みになるよりも、当社に気軽にご相談いただきマルっとお任せいただければ、スピーディーで確実な、しかもコストメリットもあるご提案をさせていただけるという自信がございます。

広告や人材採用といった面は当社に預けていただいて、企業様には本業に注力していていただきたい、というのが私の願いです。

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